8㎝2wayに12㎝ウーハー付けてるなら3way表記でいいんじゃないの？ と思いでしょうが違うんです 8㎝2wayは正面向けてるのでここまでは普通 12㎝フルレンジは10gの板鉛をコーン紙に接着し底面にマウント 鉛は低域を大幅に伸ばすのに効果があります しかし副作用で能率がガクンと落ちます そこで組み合わせの妙 正面の8㎝は16Ω、底面の12㎝フルレンジは4Ω つまり12㎝フルレンジは正面ユニットの4倍の入力があることに これが厚い低域を生みます 3つのユニットを使用しながらネットワークで使っているのはツィーターの1μFのみです 8㎝2way用はサブキャビで12㎝フルレンジの背圧と隔絶させ、サブキャビ内は吸音材を充填 ユニットはツィーターSONY、8㎝がYAMAHAのセンタースピーカーの物、12㎝が確かケンウッド製 で、音 久しぶりに面白い音のスピーカー エッジの効いたキレキレ音 底面のフルレンジは厚い低域を出すとともに中高域も出てくるので予想していなかった音場型のような雰囲気も出てます ぽつりぽつりと楽器が浮かんでくる定位が愉快 天板のロングダクトも効果的 音量を上げると若干高域がきついかな感もありますがコイル入れると新鮮味が薄れるのでやめました 新鮮かつ切れ味求めてのコンデンサ1個のみの構成です 縦(6㎜ボルト含む)265 横160 奥225 各㎜ 3本の足は爪付ナットと太さ6㎜長さ30㎜六角穴付ボルトで構成 高さ調節可能なので前1本を伸ばせば少し仰角が付きます または3本共もっと短いビスにすれば音調も変わります 仕上げは艶消しブラックとステンレス調シートで仕上げ 端の処理などあくまで素人ですのでご理解下さい 注意 ・能率がかなり低いので小出力アンプでは厳しいかも 　普段9時位のボリューム位置で聴いている方だと11時位に上げる必要 ・底面にユニットが有るので置き場所を選びます 　硬いテーブルや机がお薦め 　柔らかい布やカバーの上では音が吸収されてしまいます ・鉛付フルレンジは音量をあげるとかなりの振動を発生させます 　近辺の物が振動して異音が出る場合が有りますのでご注意下さい 鉛を背負って懸命に動く底面ユニットは思わず涙を誘います まるで重い運命を背負って必死に生きてきた私を見る様で なんてファンヒーターに尻当てよだれ垂らして寝てる男の言う事か